2ちゃんねる ★スマホ版★ ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50  

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

生き残ることを模索するスレ(無職・既卒・就職)

1 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:03:07 ID:igAO3XKX
日本は新卒主義。1度でもレールから外れると戻れない。
生き残る方法をひたすら模索するスレです。

真面目に就職活動して真面目に生きれる力のある人は
就職活動スレへどうぞ

2 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:25:25 ID:l0PKaGyD
のび太30才の夏

3 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:26:23 ID:l0PKaGyD
退屈だ。退屈すぎる。

赤や青の髪の美少女フィギアに囲まれて
僕は今日2箱目のタバコを吸い終わろうとしている。

「のびちゃん、のびちゃーん!?」
母の声だ。
「あ?何だよババァ?」
「のびちゃん・・・いつまでこんな生活続けるの?」

こんな生活・・・
中学で不登校になった。別にイジメられた訳じゃない。
学校に意味を見出せない・・・訳でもない。

ただ全てが嫌になった。
ドラえもんがいないこの世界が嫌になったんだ。

4 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:28:12 ID:l0PKaGyD
高校は行ってない。
そもそも15才から家を出たのなんて数えるくらいだ。
もちろん仕事もやった事がない。
いや、一度だけある。スネオに頼まれた仕事。
パソコンで名簿の整理。データ入力。
2日で20万の報酬。多分ヤバイ仕事。
どうでもいい。一応保険はかけてある。

それから毎日この部屋から極力出ないようにしてる。
引き篭もり、ニート、オタク、それが俺の肩書き。

「のびちゃん、聞いてるの?」
母は怯えた口調で言っている。俺の暴力に怯えてる。
「あぁ・・・聞いてるよ。パソコンで仕事探してるんだ。
邪魔しないでくれる?」
「そう、ママ期待してるから・・・がんばってね・・・。」

言いなれた嘘。
聞きなれた嘘。

5 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:29:51 ID:l0PKaGyD
買い物はネットと家族に頼んでる。
家族・・・と言っても母だけだ。父は10年前に若い愛人と逃げた。

メールはネット通販の時くらいしか使わない。
しかしメールチェックは毎日している。俺と外をつなぐ希望。
メルマガくらいしか来ないのはわかってる。
だけど期待してしまう。何に?わからない。誰に?わからない。

メールは次々と受信していく。見慣れたメルマガだ。
・・・見慣れない名前・・・
いや、懐かしい名前がメルマガに埋もれていた。

骨川スネオ

本文
のび太、頼みたい仕事がある。メシでも食わないか?

愛想のないメール。
俺は迷わなかった。返信、今日は忙しい明日の夜なら空いてる。
つまらない見栄。

6 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:31:04 ID:l0PKaGyD
「よう、のび太。久しぶりだな。」
スネオが指定した店は繁華街から裏道に入った所にある
汚くて小さい中華料理屋。一番奥のテーブルにスネオがいた。
「あぁ久しぶり。少し太ったな、スネオ。」
俺はスネオを見て言った。少しでも優位に立ちたいが為の小さい悪口。

金の時計、ゴテゴテの指輪、エナメルの靴、
店に合わない白いスーツが腹を押し上げてる。くそ成金野郎。

「ハハ、お前こそ何だ?その髪と服は。
昔のフォークシンガーのコスプレか?」
ボサボサで伸ばし放題の髪といっつ買ったかわからないTシャツに
ボロボロのジーンズ。言い訳する気もなくすほど的確な例え。

「・・・仕事ってなんだ?俺は忙しいんだ。」
俺は乱暴にイスを引きながら言った。
「忙しいトコ悪いな。まぁメシでも食おう。ここの店はなかなか美味いぜ?」
スネオの蔑んだ笑い。
こいつは俺が忙しくない事を知っている。バカにしやがって、くそ成金野郎。
スネオはいつだって俺より優位にいる。

7 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:32:33 ID:l0PKaGyD
スネオの父は不動産、麻薬密売、人身売買、武器密輸、等で一代で成り上がった実業家。
中学までみんな知らなかった。今じゃスネオは父の片腕として働いている。
この街の奴は全員知っている。怖がって誰も口にはしない。

「のび太は何の仕事やってんだ?」
スネオは麺をすすりながら聞いてくる。
「・・・パソコンで色々やってる。」
俺の何度目かの嘘。
「パソコンね・・・株か?」
スネオの蔑んだ笑い。
「まぁ株もやってるよ。」
正確にはやっていた。
スネオからもらった20万で株につぎ込んだ。
2日で無一文。それ以来やっていない。
「株ならいい情報教えてやろうか?絶対儲かるぜ?」
スネオは飲茶を食べながら言った
「遠慮しておく。これでも情報源はたくさんあるんだ。」
数え切れない嘘と見栄。本当は喉から手がでるほど教えて欲しい。

「そんな事よりスネオ、仕事の話が聞きたいんだ。」
「あぁ、一週間ほど時間作れるか?」
スネオは笑っていない。スネオの黄色く濁った瞳が俺を見つめる。

8 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 15:33:58 ID:l0PKaGyD
「あぁ、たぶん大丈夫だと思うけど、ヤバイ仕事か?」
「ヤバイ事は無い。安全な仕事さ。ある女を沖縄まで連れて行って欲しい。」
沖縄・・・飛行機を使えば2時間半で行けるはずだ。
「沖縄なんて女一人でも行けるだろ?何で俺なんだ?」
女と沖縄・・・俺は行く気マンマンだ。だがそれをスネオに悟られたくない。
「・・・まぁ色々と訳があってね。飛行機や公共の交通機関は使えない。
できるだけ高速を使わずに車で行って欲しい。」

・・・間違いなく危険な仕事。断ろう。
「報酬は1千万だ。車や必要な物はこちらで用意する。どうする?」
スネオのゲスな笑顔。
1千万・・・俺にとっては大金だ。スネオには・・・はした金だ。
しかしその金額が余計この仕事の危険度を示している。

「のび太・・・そろそろお袋さんを楽させてあげたいだろ?」
スネオはウチの家庭事情を全て知っている。くそったれ・・・。

「この仕事が終わっても時々こづかい稼ぎさせてやる。悪い話じゃないだろ?」
確かに悪い話じゃない。どうせ肥溜めみたいな人生だ。警察に捕まるくらいわけない。
「わかった。この仕事やるよ。ところで一つ問題がある。」
「何だ?」
「俺は免許を持っていない。」

9 :名無しさん@毎日が日曜日:2010/06/18(金) 16:46:23 ID:cTWl0fAC
>>1
甘えるな!

おしまい

6 KB
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

★スマホ版★ 掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

read.cgi ver 05.02.02 2014/06/23 Mango Mangüé ★
FOX ★ DSO(Dynamic Shared Object)