クロス小説創作スレ
- 1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/29(金) 01:29:26 ID:dTrfNw16
- ともかく何かと何かをクロスさせてみるスレ。
せっかくの創作版ですから、冒険的クロスでも堅実なクロスでもお好みで自由にどうぞ。
- 225 :創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 23:59:02 ID:lBnSW9KI
- まったく需要のない自分だけ楽しいクロス逝きます。
一応時の列車つながりで。
- 226 :創る名無しに見る名無し:2009/02/18(水) 23:59:38 ID:lBnSW9KI
- 「ウエスタンリバー鉄道の、コロラド号?そんなの聞いたことねェぞ」
「こっちだって聞いたことないよ、デンライナーなんてさ」
憮然とコーヒーを飲むドナルドをよそに、列車の外で何かの咆哮が響いた。
リュウタロスがはしゃいだ様子で窓に走り、ご機嫌で窓の外を眺めだした。
不幸にも重なった事故のため、キャストはメンテナンスに東奔西走。クローズさせたウエスタンリバー鉄道を
ひとまずゲストなしで走らせてみるかとの相談をグリーティング帰りのドナルドとグーフィーが聞きつけた。
『せっかくだから乗せてよ、久し振りだし』
『誰かは乗ってないと、わかんないでしょ?』
そんな感じで口説き落とし、いそいそとコロラド号の真っ赤な客車に乗り込んだ。機関長にも挨拶をして、
(渋い顔をされたけどそれぞれおやつも持ち込んで)後はのんびりと汽車に揺られていればいい……はずだった。
いつものようにウエスタンランドを通り抜け、インディアンの少女に手を振り返し、マークトゥエイン号に乗っていた
一部のゲストの度肝を抜いて太古の時代を覗いて帰る。それがいつものウエスタンリバー鉄道だ。
だが、タイムスリップの直後、ごりごりとリンゴをかじりながらのんびりと風景を眺めていたグーフィーが歓声を上げた。
「わぁお、ドナルド!あんな恐竜初めて見るね」
何のことだと近づいて、グーフィーの指差す先を見てドナルドはスクウィーザーのオレンジジュースを古代の大地に吹き出しそうになった。
明らかに近未来的なシルエットを持った赤い電車が、高いフォーンの音と共に恐竜達の横を走り抜けていた。
渋る機関長を拝み倒して停止させるまでもなかった。向こうの方がこちらに興味を示したからだ。
赤い列車の前に次々と生成される線路が、明らかに進路をこちらに切り替えた。見知らぬ列車に併走されれば
さしもの機関長もブレーキをかける以外なく、コロラド号はゆっくりと停車し、白い蒸気を吐き上げた。
ドナルドは慎重に、グーフィーはのんびりと客車を降りた。問題の列車は、優美とも言える姿で二人の目の前に止まっていた。
で、どこから入るんだろう。そんな疑問が口から出てくる前に、列車の側面がぷしゅりとスライドした。
そこがドアかと思う間も無く、少女と女性の中間のような年頃の、可愛らしい女性が顔を覗かせた。
「わぁ、可愛い!アヒルさんと、犬さん!?パスは……えーと、持ってない、ですよね……?」
聞かれれば頷くしかない。乗務員らしき彼女は一旦奥に引っ込んだ。オーナー、どうしましょう?そんな問いかけが聞こえてきた。
オーナーの声らしきものは良く聞こえなかったが、すぐに同じ笑顔が現れる。
「電車、ありますもんね!ちょっと乗るだけならいいみたいですよ〜」
何やら乗る流れになってしまっている。
もちろんあわよくば乗り込むつもりで降りたのだ。ドナルドは帽子を直してきりりと頷いた。かたやグーフィーは、
機関長の傍へと駆けていって待っていてくれるように頼んでいた。そうでなくても待っているのに、と
ドナルドはイライラしながらグーフィーを待ち、揃ってステップを踏んで乗り込んだ。
- 227 :創る名無しに見る名無し:2009/02/19(木) 00:00:28 ID:lBnSW9KI
- 列車の中に一歩足を踏み入れると、物凄い出迎えが待っていた。
「うわあああああああ!面白いトリ!イヌ!!かわいー服着てる!何これ何これ!何で?恐竜?」
「ぐわわわわわっ!?何だ、何だよっ!?」
「あっひょ、元気いいねえ〜」
紫色の……何だろう。とにかく人っぽい、しかし確実に人ではなさそうな何かに盛大に抱きしめられる。
ドナルドは暴れて逃れたが、グーフィーはされるがまま……どころか、ものの数秒でこの謎の生き物
――言動がどうにも幼いので子どもだろうか?――に馴染み、逆に高い高いをしてやっている始末だ。
「うおおっ何だこりゃ!?新手のイマジンか?」
「それにしちゃ随分可愛らしいねえ、きっと契約者はセンスのいい女の子だよ」
「こんなとこにイマジンがうろついてるわけあらへんがな、アレや、古代の生き物っちゅーヤツや」
「どれも違う!そっちこそ何なんだよっ!」
わいわいと好き勝手に言い出したのは赤、青、黄色の……これまた何だ。紫色のと似たようなものだろうか。
とにかく自分で乗り込んでおいて逆に聞き返すのがドナルドなのだ。腕組みをした偉そうな態度にカチンと来たのか、
赤いのが荒々しく立ち上がった。
「勝手に来といてそっちが何だこの手羽先野郎!」
「センパイ、王子様とかぶってるよ」
「うるせぇ!てめぇにゃ聞きてぇことが山ほどあるんだ!大体何だあの列車!何でこんなところうろうろしてんだ!」
赤鬼のような生き物にもドナルドは怯みもしない。というか、怯むタイミングを飛び越えて持ち前の短気が顔を出しているだけだ。
顔を突きつける赤鬼に負けじと、ドナルドもぐんと一歩を踏み出して額を突き出す。
ぎりぎりと顔と顔のつばぜり合いらしきものが始まる。
「テバサキって何だよっ!ボクらはたまたま来ただけ!そっちこそ恐竜の時代に何やってんだよ!」
「たまたまって何だたまたまって!ちゃんと説明しねぇと丸焼きにしちまうぞ!」
「ぐわわわわわ!言ったなー!!!!」
ついにドナルドが距離をとってセーラー服の袖を捲り上げる。両手を前に出してファイティングポーズを取る
ドナルドの背を摘んだのは、グーフィーだった。
「まあまあ、ドナルド。落ち着きなよ。ナオミちゃんがコーヒー入れてくれたよ」
凄まじいスピードでこの空気に慣れたグーフィーは、右手に極彩色のコーヒー、左手にドナルドを持って
適当な椅子にのんびりと腰掛けたのだった。
- 228 :創る名無しに見る名無し:2009/02/20(金) 23:38:45 ID:SsbXZuQN
- 唐突だけどローゼンメイデンと超時空要塞マクロスのクロスを思い付いた。
めぐ「からたちの花がさいたようわあああああああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「あんた誰よ!?」
めぐ「病院食なんてゲロみたいなものとても食べる気がうわああああああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「だからあんた誰よ!?」
めぐ「何時か死んだら背中に綺麗な羽が生えて、この窓から飛び立つのうわあああああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「いや、だからあんた誰よ!?」
めぐ「死んで焼かれるなんて嫌、埋められて土の下で腐るのも嫌、だから飛んでく事にしたよのうわああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「もう! だからあんた誰よ!?」
めぐ「私の命なんて水銀燈にはやく使い切って欲しいのうわああああああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「ねぇ…あんた誰よ!?」
めぐ「水銀燈はお人形なんだからもっと手入れさせて欲しうわあああああ!!」
輝「かっ柿崎ぃぃぃぃぃぃ!!」
銀「だからあんた誰なのよ!?」
ダメだ…分からない奴には全然分からないネタな上にキリが無くなって来た…
- 229 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 14:00:32 ID:ebrimdbv
- マクロスわからんけど銀様の困りっぷりがテラシュール
- 230 :創る名無しに見る名無し:2009/02/21(土) 14:11:42 ID:7If3Arwc
- 柿崎いいいいいスレでやれwwww
- 231 :創る名無しに見る名無し:2009/02/24(火) 21:48:10 ID:zPdX5RGR
- 柿崎の愛されっぷりは異常
- 232 :創る名無しに見る名無し:2009/02/24(火) 21:58:19 ID:qEhbLcjE
- 柿崎と言えばひまわり
- 233 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 07:39:24 ID:YO5vzsV5
- 柿崎といえば「白球を叩け!」
- 234 :創る名無しに見る名無し:2009/02/27(金) 15:13:40 ID:3+l1CPRg
- >226
面白かったー
イマジン出て来てバトルになってもアニメ補正で対抗できそうだ
- 235 :創る名無しに見る名無し:2009/03/04(水) 18:12:54 ID:uQHES/4C
- メカ沢新一×鈴木ロボ子とか考えたけど、前者はともかく後者は凄いマイナーな上に
このテーマでSSを書けと言われても自分は出来そうな自信が無いorz
- 236 :創る名無しに見る名無し:2009/03/13(金) 02:47:17 ID:i97NXMn5
- 流浪王子「はて、此処は……文法魔法(グラマー)が発動しない……?」
ポキール「それは仕方の無いことさ。君は何も間違えていないし、ましてこの世界も間違
えてはいない。ただ場所が悪いだけ」
大田「ふむ、兎の様な風体をした君はなんとも知性に溢れているようだが、どうも妖(あや
かし)とは違うような印象を受けるね。そして鳥の様な風体をした君はなんだか僕と通じる
ものを感じる。君はもしかすると世界を傍観することを楽しんでいたりしないかい?その
あたりのことを深く知りたいと思うあまり僕は君を山盛りのナッツとドリンクを用意して
もてなしてみたいとさえ感じてしまっている。どうだろう?僕の部屋で良ければ歓待しよう」
ポキール「喜んで。時間はたっぷり余っているからね」
流浪王子「私は遠慮させていただきましょう。理の者を見届けるには一刻足りとも無駄に
はできかねますから」
さざんこんふぉおとの王様「もしかして貴方は“さざんこんふぉおと”へ行きたいのですか?」
流浪王子「さざん?もしそれがあの星──月を差しているのならば、多分そうなのでしょう」
さざんこんふぉおとの王様「それは良かった!ささ、我が国への片道切符(ロケット)がも
うすぐ出発します!さぁ、乗って乗って!」
流浪王子「渡りに船ですな」
瑠璃「仲間の、ジュミの気配がする」
JING「塔の上のダブルマーメイドならもう居ねーぜ?」
シスターキルシュ「なんか……」
僧兵ダナエ「キャラが……」
神官の息子アドニス「かぶってるな……」
トト「俺らも丸被りだな」
ラブラック=ベル「はは、ルンディングを持つ私のほうが強いさ」
トト「ほほう、鍛えまくって攻撃力2000超えの大剣にかなうとな?」
ラブラック=ベル「試してみるか?」
キール「嫌だねぇ血の気が多くて。剣でしか語り合えないのは雄同士の場合だろうに」
ギルバート「鳥くん、君とは気が合いそうだ。女性の前で男はみな詩人たるべきなんだよ」
優さん「みんな仲良さそうだねぇ。君達、鬼同士よろしくね」
オーガボックス「…………」
リンパ鬼「…………」
草人「きみ、ぼくらと友達?」
バーディネ先生「…………」
空木「…………」
パブロフ「ツうじょうの三倍でス」
ベルモット「何が?」
マナの女神「私は愛です」
双頭の王「私は秩序」
- 237 :緑の日:2009/03/19(木) 18:31:18 ID:Ba4+3WaP
- お初デス!よろしくお願いします!
- 238 :緑の日:2009/03/20(金) 01:00:21 ID:E89adXMI
- このスレ、長文になっても大丈夫ですかね?
駄目だったら何処かに『ケロロ』のクロスオーバースレありませんか? よかったら教えていただきたいのですが(汗)。
回答が無ければ勝手に良いと思わせて頂きます(^^;。
- 239 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 03:02:36 ID:QJKVs4qJ
- どうぞどーぞ
- 240 :緑の日:2009/03/20(金) 15:19:26 ID:E89adXMI
- >>239さん。ありがとうございます!
早速、と言いたい所なんですが、整理してみると・・・・、どっちかっつーと『コラボ』とか『パロディ』に近いもんだった。(ケロロ以外のネタも全部)
・・・・・・・・・・・く、苦しいですよね・・・・・。
「取り敢えず話聞くだけなら」と言って頂けるなら、あらすじ だけでも(そして赦して頂けるならあわよくば)と、考えてるんですが・・・・(^^;
無理なら、出直して来ますけど。ご返答します。
- 241 :創る名無しに見る名無し:2009/03/20(金) 17:56:20 ID:FAfg7lux
- >>239
クロスならここでいいでしょうけど、パロディだったら二次創作総合スレの方が宜しいかと思います。
あと今更ですが、E‐mail欄(メ欄)にsageといれましょう。
大抵のスレでは、そうするのがマナーとされています。
極端な話、下げない(メ欄にsageと入れていない)だけで荒らしと判断されたり、
折角書いたものを読む価値なしとしてスルーされたりということもありますので。
- 242 :緑の日:2009/03/20(金) 21:46:49 ID:E89adXMI
- >>241さん。ありがとうございます。ご迷惑をおかけしました。m(_ _)m
機会があればまたよろしくお願いします!(^-^)/バーイ(春日風に)
- 243 :創る名無しに見る名無し:2009/04/03(金) 21:22:25 ID:O/MWZBOD
- age
- 244 :創る名無しに見る名無し:2009/04/11(土) 23:48:04 ID:GWMiQVCW
- ほしゆ
- 245 :創る名無しに見る名無し:2009/04/19(日) 22:18:50 ID:vQcVGMXw
- 世界観融合型のクロスってなかなかないよな
- 246 :創る名無しに見る名無し:2009/04/29(水) 06:33:04 ID:Uvv08//e
- >>228
映画版の演出
ジーナス「美しい」
ミリア 「う、ツクシ?」
ファンが求めた演出
ジーナス「美しい」
ミリア 「デカルチャ」
- 247 :創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 12:23:07 ID:4N9dFJQm
- 今、ロックマンゼロシリーズと他作品のクロスオーバーを思いついたので、いくつかあげます。
ロックマンゼロ×サモンナイトシリーズ、ロックマンゼロ×ゼロの使い魔、ロックマンゼロ×恋姫無双、
サモンについては3、2へと続き、最初は4のEDから3の時代に召喚。3の最初の生徒たちが襲われる場面で3主人公と遭遇。
2へは、3のラスボス戦で2主人公たちから護衛獣として呼び出される。
2終了後は、オリジナル編としてゼロ同様召喚されたバイルとの戦いを考えましたがそこまでが限界でした。
恋姫無双とのクロスは、恋姫主人公に変わり、ゼロが召喚されます。
敵には、オリジナル勢力がオメガとバイル八審官を呼び出します。
ラスボスはゼロ3で出たあの方です。
ゼロ魔は、才人と一緒にゼロが召喚されます。
ラスボスはジョゼフに召喚されたバイルとバイル八審官です。
こんなところです。長くなってすみませんでした。
- 248 :創る名無しに見る名無し:2009/05/04(月) 13:58:10 ID:Xnnfpv84
- 内容は投下しないの?
- 249 :創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 17:00:44 ID:65hpEQ00
- 妄想してたけど結局まとまりそうにない妄想晒してみる
【TIPS:魔女と悪魔と神様と少年】
鄙びた村にある神社。その一角に立つ倉庫のような建物。
本来なら、『二人』が暮らしているはずの場所に、
今は『三人』が暮らしている。
少女の一人は、布団を被って夢の中だ。
「ううん……この新作トラップが完成すれば……むにゃ……」
夢の中で、少女はいつものように友人達と遊んでいるのだろう。
その口元には、微笑みが浮かんでいる。
少し視線を反らし、縁側。そこで二人が寄り添うようにして眠っている。
側にあるのはワインの瓶。酔っ払って眠ってしまったのだろう。
二人の内一人は少女。藍色に近い黒髪は月光を反射して美しい。
目を覚ませば、彼女には幸福と苦難の日々が待っているなど到底信じられない。
残る一人は男。年は三十代半ば、といったところであろう。
赤茶けた長髪。染めていたのが落ちたのか、斑色の模様がうっすらとついている。
彼がこんなに安らかに眠れるなど、彼を知るものが見れば驚くだろう。
「……二人とも、ぐっすりなのです」
二人を優しく見守るのは、巫女の衣装を纏った一人の女性。
見守る眼差しは、母のようでさえあった。
「その分……可哀想なのです」
そっと撫でようとするその手は、擦り抜けるだけ。
「何度、繰り返せばいいのでしょう。何度繰り返せば、幸福になれるのでしょう」
一人は、悪意の連鎖に捕らわれて、一人は、正義の意志に敗北して、
同じように、死の真実へ辿り着けない。
死を、繰り返す。何度も、何度も、惨たらしく。
「あなたも、可哀想です」
そう呟いて、彼女は傍らの存在を見やる。
触れられないと知っていて、彼に寄りかかるフリをしている。
そうして、一緒になって眠ったフリをしている。
「僕は、いいんですけどね」
目を閉じたまま、赤みがかった髪の少年は、答える。
そばかすの浮いたその顔に、悲しい笑みを浮かべながら。
「……でも、この運命の中でも、やっぱり、ボスは死ぬでしょう?
それは……嫌なんです。電話が、声が、届かないのは、寂しいし、嫌だけど。
でも、ボスが死んでしまうのは、もっと嫌なんです」
季節に似合わない紫のセーターを着た小柄な少年が呟く。
「今度こそ、ここから抜け出せるといいですね、ハニュウ」
「ええ……」
ああ、哀れだ、と思う。そこで眠っている男は知らないのだ。
彼の魂が、今もなおその傍らに在るのだということを。
見えなくてもいい、声を交わせなくてもいいから、側に居たい、と。
そう願って、ずっと側に居ることを、知らないのだ。
- 250 :創る名無しに見る名無し:2009/05/06(水) 17:02:13 ID:65hpEQ00
- 「ディアボロ……」
男の名を呟く。異国の悪魔の名を持つ男。
運命の袋小路に迷い込んでしまった男。
そうして、彼女と……梨花と同じ輪廻に捕らわれてしまった男。
梨花が死に、ループするたび彼もまた、戻って来る。
彼の死に方は、梨花とは違う。毎度毎度、それは惨たらしく死んでいく。
それはそれは呆気なく、死んでいく。
いつの間にか、二人の間には奇妙な連帯感が生まれていた。
繰り返される死の苦しみを知っている相手。
それが、彼に、彼女に、救いとなった。
「ドッピオ。ボクはもう、逃げないのです」
だからこそ、もう誰も死なせたくないと思う。
「ボクも、舞台に立ちます。ボクも、立ち向かいます。
この運命を、乗り越えてみせるのです」
「……過去とは、乗り越えるべきもの。乗り越えた先にこそ、
手に入れたいものがある。……ボスは前、そんなことを言ってました。
僕もお手伝いします。ボスに、これ以上、死んで欲しくない。
少しでも、救える可能性があるというなら運命に抗います」
魂を切り離されて、置いていかれて、それでも、彼はなお
彼のことをボスと、仕えるべき相手として、慕っていた。
ああ、それがなおのこと哀れなのだ、という思いを、
羽入――あるいは、オヤシロ様――はそっと胸の内に秘めた。
- 251 :創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 09:42:51 ID:oFZ7EQHJ
- ダヴィンチコード見てたら、聖☆お兄さんとのクロスを思い付いたw
福引で海外旅行を当てたイエスとブッダがヨーロッパに旅行に行った際に
キリストの聖杯にまつわる事件に巻き込まれるみたいな感じで。
(キリストの妻のマグダラのマリアがどーだかの話で他の皆が盛り上がってるところで)
ブッダ「で、実際どうなの?」
イエス「どうなのって言われても……。って言うか皆が何故そんな事で騒ぐのかわかんないよ。
君にだって妻子がいただろう? なら私にいたとしてもそんな大した事は無いと思うんだ…。」
- 252 :創る名無しに見る名無し:2009/05/17(日) 21:26:09 ID:WKSyS+EL
- 聖☆お兄さんとのクロスww
すごく面白そうだけど知識量が要求されそうだな
いつもの調子で特に意味もなく奇跡を乱発して
宗教関係にゆるい日本とは違う周囲の反応に驚きそうだw
- 253 :創る名無しに見る名無し:2009/05/27(水) 00:29:40 ID:5HfQ82rp
- このスレは化ける!
- 254 :創る名無しに見る名無し:2009/05/28(木) 21:48:54 ID:Q7Wr+6PK
- クォヴレーが恋姫世界へっての書こうとはしてるんだがなかなか難しい……
と言うか最近やっと真恋姫やったせいかクロスネタは浮かぶ癖に内容があまり浮かばんから困る
- 255 :装甲騎兵北郷一刀:2009/06/13(土) 19:50:04 ID:rBxYQ/h8
- 気が狂うかと思うほどの暑さと湿気、音も無く忍び寄る死と疫病を運ぶ虫ども。
緑に塗り込められてはいるが、ここは地獄に違いない。
だが易京を脱出して三ヶ月、追跡者の手から死に物狂いで逃れていた私にとって、内乱の
続くこの汝陽はまさに天国だった。
「お前、目ェ開けたまま寝言いう癖でもあるのか?」
いきなり隣りの男にそう言われた。
心の声のつもりが声に出していたらしい。
乳酸菌が不足しているせいだ。
我々傭兵志願の男たちを乗せた河川舟艇は、黄色く濁った水を湛えた川を、牛の歩みに等
しい速度で水関に向って遡行していた。
泥水と密林がどこまでも続く単調な船旅に、誰もがウンザリし始めていた。
「全くイライラするぜ、官軍にはこんなボロ船しかねえのかよ」
「輸送機は全部出払ってるんだと」
「チッ!シケた戦争しやがる」
舌打ちをして立ち上がった男が、次の瞬間蜂の巣になって吹っ飛んだ。
「黄巾賊だ!」
川沿いの密林から、特徴的な自動小銃の発射音を響かせて、曳光弾が飛来する。
船上の男たちも、手に手に武器を持って撃ち返す。
私は船首に置かれた積荷を覆った防水キャンバスを剥ぎ取ると、火炎放射器を取り出した。
タンクの底のバルブを捻り、両手で放射器を構えると、加圧ガスに押し出されたゲル化油
が燃料ホースを通り、放射器に充填される感触が伝わってくる。
トリガーを引くと、オレンジ色に輝く炎のリボンが勢いよく飛び出した。
炎の流れで風向きを確認すると、風上から風下に向ってゆっくりと放射器を振る。
火炎放射器が吐き出すのはただの炎ではない。
それは爆発的な勢いで燃焼する高粘度のナパーム剤で、対象が何であろうとそれが燃やせ
るものである限り、徹底的に喰らい尽くす。
景気よく燃える川沿いの木々の向こうで、人間の口から出たとは思えないような絶叫があ
がる。
誰かが調子外れな声で唄いはじめた。
「こげこげこげよ ボートこげよ たのしいたのしい川くだり♪」
確かに刺激的な船旅になった。
- 256 :創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 12:13:30 ID:kxxvuIr+
- ・涼宮ハルヒシリーズと帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」のクロス
・長門がメイン
・ハルヒは序盤こそ目立つけど…
・クロス先がクロス先なんで少々鬱い
・ハルヒを題材にしてはいるけどキョンの一人称形式では無い
・少々キャラ崩壊注意(特に長門)
- 257 :長門有希の怪獣使いと少年 1:2009/06/15(月) 12:14:28 ID:kxxvuIr+
- 何時もの様に学校の授業を終え、SOS団の部室にいたキョン・長門・みくる・古泉の四人だったが
そんな時に突然勢い良くドアを開けてハルヒが入って来た。
「今日は川原へ行くわよー!!」
「なっ何だいきなり! 川原で何があるってんだよ!」
いきなり川原に行くと言われて戸惑うキョンだったが、ハルヒの勢いは止まらない。
「何でも近くの川原に宇宙人がいるらしいのよ。今からそれを調べに行くわよ!!」
「はぁ? 宇宙人?」
一体何処から仕入れて来たのかは知らないが、ハルヒのその情報にキョンはやや呆れた。
別に宇宙人の存在自体は身近にそれっぽいのがいるから否定はしない。しかし近く川原にいて、
ハルヒでもその情報を仕入れる事が出来る位にオープンな宇宙人等いるのだろうか…?
「何? キョン、私の言う事が信じられないって言うの!? とにかく行くわよ! 出発!」
「わっこら! 引張るな! 分かったよ! 分かったからそんな強く引張るな!」
と言う事で宇宙人がいるとの噂の川原へ向かったSOS団であったが特にそれらしい物は見当たらない。
至って普通の川原であったし、まあある物を言えばオンボロな掘っ立て小屋程度。
「で、この川原の何処に宇宙人がいるってんだ?」
「だからそれをこれから探して確かめるんじゃない!」
「は〜………。」
やはり川原に宇宙人なんてデマなんだろうとキョンは呆れていたし、ハルヒも少々焦り気味だったのだが、
そんな時に川原で中学生と思しき三人の少年が一人の子供の首から下を穴に埋めているのが見えた。
「あっ! 何やってんだ!? 幾らなんでも酷く無いか!?」
三人の少年は、一人の子供の首から下を穴に埋めるのみならず、泥水をぶっかけたりとやりたい放題。
これは流石に見て見ぬ振りは出来ないとキョンが思った時には既にハルヒが飛び出していた。
「ちょっとあんた達何やってんのよ!!」
「何って…コイツが宇宙人だからに決まってるだろ!? だからやっつけてるんだ!」
どうやら今穴に埋められている一人の少年が噂の川原の宇宙人だと言うのだが…
とてもその様には見えない。至って普通の少年だ。
- 258 :長門有希の怪獣使いと少年 2:2009/06/15(月) 12:15:35 ID:kxxvuIr+
- 「馬鹿じゃないの!? ただの子供じゃない!」
「そこれがこれから怖い宇宙人に変身すんだよ! コイツを放っとくと今に俺達がやられてしまうんだぞ!」
「だから馬鹿って言ってるの分からないの!? ただも子供を相手に宇宙人なんて…馬鹿馬鹿しい!!」
せっかく川原で宇宙人に会えると楽しみにしていたらただの子供だった。ハルヒのショックは相当だったらしく、
その憂さを晴らすかの様に三人の少年達にぶつけ、あっという間に追い払ってしまった。
「うわーんあの姉ちゃん怖いよー!」
「ちっくしょー! 宇宙人を庇うなんて今に見てろよー!!」
「まったく…こんなただの子供を宇宙人なんて…あんた大丈夫? こらキョン! 何ボサッとしてるの!?
さっさとこの子を掘り出しなさい!!」
結局子供を穴から掘り出すのはキョンがやらされたわけだが、子供は軽く礼を言いつつ
川原にポツンと建つ掘っ立て小屋へ走っていた。
「ありがとう! 僕は宇宙人何かじゃない! 僕が生まれた所は北海道、僕は日本人さ!」
「まったく…あんなただの子供を宇宙人なんて…本当馬鹿馬鹿しい…。とんだデマ情報ね! さっさと帰るわよ!!」
川原へ行くのも強引だったが、そこから帰るのもまた強引だった。恐らく今日の事でまたハルヒは
閉鎖空間を作って古泉達は大騒ぎなんて事もありそうな気もしない事も無かったが………
「……………………。」
「長門、どうしたんだ?」
ただ一人、長門だけは何故か掘っ立て小屋の方をじっと見つめていた。
それから数日、未だ無くならない川原の宇宙人の噂に関して、ハルヒはすっかり興味を無くしてしまっていたが、
長門は何故か気になる所があった様で、再び川原へやって来ていた。その川原には子供が掘ったと思しき
大きな穴がポッカリと開いている事くらいしか変な所は無い。
「あ、いましたいました。ここにいたんですね?」
そこへやって来たのが古泉。そして彼はポケットの中からメモ帳を取り出していた。
- 259 :長門有希の怪獣使いと少年 3:2009/06/15(月) 12:16:41 ID:kxxvuIr+
- 「実は機関の方で調べてもらったのですが、彼は間違いなくただの人間です。名前は佐久間良。
母は死亡、父は出稼ぎに行ったまま蒸発。そして彼もまた行方不明と言う事になってますが…。
恐らく父親を追ってここまで来たのでしょうね。」
「そう………。」
「その良君がこの川原の掘っ立て小屋に住んでいると言う事は、その掘っ立て小屋の中で
父親に代わる存在を見付けたのでしょうね。もし仮に彼が宇宙人呼ばわりされる原因に
その父親代わりの何者かが関係しているとしたら……後は長門さんに任せます。」
「………………。」
と、古泉は結局情報を伝えるだけ伝えて帰って行ったが、長門は構わずに川原の掘っ立て小屋へ歩み寄った。
長門が掘っ立て小屋の中へ入り、奥へ進むとそこには良少年の姿があった。
「あっ! どうして勝手に上がったんだ! 出て行け! 出て行け!」
「やめなさい…彼女は良いんだ…。」
長門を突き飛ばそうとする良少年だが、そんな時に一人の老人が現れた。
「貴方は…メイツ星人…。」
「え? おじさんまさか…。」
「そう…私とは違うが…この人も…。」
良少年は古泉が調べて来た通りにただの人間であるが、一緒に共同生活を送っていたこの老人が…
メイツ星と言う所から来て、地球で金山と名乗って暮らしていた宇宙人だった。そしてメイツ星人金山の
言葉から長門も同じく地球の者では無いと悟った良少年は大人しくなる。
「でも一つ分からない事がある…。表の穴は何? 何故穴を掘っている?」
良少年と共に暮らすメイツ星人=金山の存在が分かった以上、次に問題にするのはそこだった。
掘っ立て小屋の外を見れば分かる通り、良少年は川原でひたすら穴を掘り続けていた。
彼を宇宙人と疑惑を持っていた三人の少年に埋められた時もその穴が使われた位。
だが…一体何故…あんな穴を…?
「それは私が話そう…。」
「おじさん止めた方が良い! 他人に知られたら宇宙に帰れなくなるよ!」
長門をまだ完全に信用しきっていなかった良少年は言うが、金山は首を横に振った。
- 260 :長門有希の怪獣使いと少年 4:2009/06/15(月) 12:18:17 ID:kxxvuIr+
- 「どうせ…長くは無い命だ…。」
「おじさん…。」
「それは…一年前の雨の強い日だった…。私は地球の風土気候を調べる為に表の川原に着陸した…。」
そう。金山は地球に来た際、地震の超能力を使って宇宙船を川原の地下深くへ埋めていたのである。
「その地球人の少年は…。恐怖と…寒さと…餓えの為に…殆ど死に掛けていた。それ以来…
良とはまるで親子の様に暮らして来た…。私はこのまま地球に住み着いても良いとすら思いました…。
しかし…秋が来て…枯葉が散る様に…私の肉体も…汚れた空気に蝕まれて…朽ち果てて行く……
あの車も…あの煙突も…シロアリの様に…私の肉体を………。」
「早くしないと…おじさんは…死んでしまうんだ…。」
「理解した…。宇宙船をあの一帯に隠したと言うのなら…探すのを手伝いたい…。」
これで謎は解けた。良少年がひたすら川原で穴を掘っていたのは金山の宇宙船を掘り当てる事。
本来ならば最初地球に来た時に金山自身が超能力で宇宙船を川原の地下深くに隠した様に
同じく超能力で地下から出す事も可能だったのだが…地球の環境によって大きく衰弱した今の金山には
それが出来ない。そしてこのまま地球にい続けていては命にも関わる。だからこそ宇宙船を掘り当てて
メイツ星に帰るしか助かる道は無いと言う事なのだろう。
そして、川原で良少年と共にスコップを握って穴を掘る長門の姿があった。
「父親は見付かった?」
「父ちゃんなんかいらないよ! 僕、おじさんと行くんだ! メイツ星へ…。」
「この星を捨てるつもり?」
「地球は今に人間が住めなくなるんだ。その前にさよならをするのさ!」
良少年の言葉…そして金山の身体を蝕んだ元凶、川原の近くに見える工業地帯や高速道路から
発せられる多量の排ガスを見つめ、長門は無表情の中に微妙な面持ちを感じていた…。
目的こそ違えど彼女もまた宇宙の彼方から地球へ派遣された存在。だからこそ…今の金山と
その金山と共に地球を去りたい良少年の考えは他人事とは思えなかった…。
「あの高速道路の向こうに、怪獣が閉じ込められているんだよ。」
「怪獣?」
「おじさんが念動力でやったんだ。凄いだろう!」
まるで自分の事のように自慢をしながら、なおも穴を掘り続けていた良少年であったが…そんな時だった。
多数の人々のざわめきが響き渡ると共に沢山の人々がこちらへ殺到してきていたのである。
- 261 :長門有希の怪獣使いと少年 5:2009/06/15(月) 12:19:30 ID:kxxvuIr+
- 「呆れたもんだ! 誰だか知らないが宇宙人と仲良くしてる奴がいるなんてな!」
「お前の為に街が大騒ぎになったんだぞ!!」
それは近所の街に住まう市民。良少年を宇宙人と信じる彼等はその宇宙人を退治する為に
徒党を組んで川原に殺到して来ていたのだ。
「大勢で一体何を…。」
「その子が宇宙人である事が分かった! だから俺達が退治するんだ!」
暴徒と化した市民は長門を押し退け良少年へ寄って集り、一斉に手に持っていた棒で叩き始めた。
「何をするんだ! 僕が何をしたって言うんだ!」
呆れる事に暴徒の中には現職の警官が数人含まれていた。そして必死に抵抗する良少年を拘束し、
何処へ連行しようとしていたのである。長門も何とか良少年を救おうとするが、数人がかりで
押さえ込まれてどうにもならない。流石に一般人の目の前で情報操作を行うわけにも行かないし…
「おじさーん! 助けてくれー!」
「待ってくれー……ま…待ってくれー………。」
「おじさーん!」
そこへ良少年の危機に我慢出来なくなったのか…自身の弱った体に鞭打って金山さんが
掘っ立て小屋の中から現れ、ヨロヨロと近付いて来たのである。
「おじさーん! 助けてー! おじさーん!」
「宇宙人は私だー!」
「あっ! おじさん!」
一度倒れ込む金山だが、手に持っていた杖で必死に身体を支え起き上がり必死に叫んだ。
「良君はただ私を守ってくれていただけだ! 宇宙人じゃない!」
「おじさーん! おじさーん! 助けてー!」
「さぁ…良君を自由にしてやってくれ!」
金山の姿に驚いた暴徒の手が緩み、脱出に成功した良少年が金山に走り寄り抱き付いた。
「どうして出て来ちゃったんだよ〜!」
「もう良いんだよ…。」
「みんな! コイツを生かしておくと何を仕出かすか分からないぞ! 何しろ宇宙人だ!!」
暴徒と化した市民は情け容赦無く良少年と金山に石を投げ、罵声を浴びせ、一斉に飛びかかる。
長門も何とか庇おうとするが、暴徒の数は半端では無く守りきれない。
- 262 :長門有希の怪獣使いと少年 6:2009/06/15(月) 12:20:49 ID:kxxvuIr+
- 「やめて。この人はただ宇宙に帰りたがっているだけ。」
「おじさんに酷い事をすると大変な事になっちゃうよー!」
多数の暴徒に一斉に揉みくちゃにされる金山と良少年だったが…次の瞬間…一人の警官の
放った銃弾が…金山へ撃ち込まれた。
「うあぁ!!」
「!!」
金山が撃たれ、良少年の口が大きく開いた…。しかし金山は真っ赤な血を吹きながら歩み寄る。
「殺すなら…私を殺せ!」
次の瞬間…二射目の銃弾が撃ち込まれ…金山は倒れた。それに伴い暴徒達は下がって行くが…
金山を守りきれなかったショックなのか…長門はその場で膝を付いていた……。
「おじさーん! おじさーん…。おじさーん…。うああああああああああん!」
良少年の呼びかけも空しく金山は息絶え、真っ赤だった血が忽ち緑色へ変色して行く…。
次の瞬間だった! 金山の死によって、高速道路に封じ込められていた怪獣…巨大魚怪獣ムルチが蘇ったのだ!
「うああああああ!! 助けてぇぇぇぇ!!」
大雨が降り注ぐ中、高速道路を破壊し、本能に身を任せて当たり次第暴れ始めたムルチに暴徒と
化した市民は散り散りになって逃げて行く。
「うあああ!! 助けてくれぇぇぇ!!」
「勝手な事は言わない方が良い…。あの巨大特殊生命体を蘇らせたのは貴方達…。まるで金山の怒りが
乗り移っている様…。」
暴れ続けるムルチと逃げ惑う市民。しかし長門は一人ただ呆然と見送るのみだった。
そしてムルチが川原を越え、街へ向かおうとも…長門は何もする事は無かった。
そんな時である。雨が降りしきる中その場に立ち尽くす長門の所へ一人のお坊さんが歩み寄っていたのである。
- 263 :長門有希の怪獣使いと少年 7:2009/06/15(月) 12:22:45 ID:kxxvuIr+
- 「長門…街が大変な事になっているんだぞ。」
それはキョンだった。何故彼がお坊さんの姿をしているのかは不明だが…間違いなくキョン。
そして街ではムルチの暴れによって炎の海と化して行く…。
「長門! 分からないのか!?」
「!」
キョンに諭され、長門は走り始めた。ムルチは金山が封じ込めた怪獣だ。いかに暴徒に非があろうとも
ムルチをこのままにしているのは金山の想いを裏切る事になる。代わりに何とかしなければ………
その長門の姿を見送ったキョンは一種にニヤリと微笑むが…
「で、古泉よ、何故態々俺がこうして坊さんの格好をせにゃならんかったのだ?」
「その方がムードが出るじゃありませんか。」
ムルチの侵攻をこれ以上阻止するべく走った長門は自身の情報操作能力を駆使し、ムルチの周囲を
異空間化させた。こうすれば周囲の破壊を気にする事無くムルチと戦える。大雨が降り注ぎ、
何故かワンダバダワンダバダなBGMが流れる中長門とムルチの戦いが始まったのである。
情報操作によって自身の周囲の物理法則を書き換えながら戦う長門であるが、彼女が巨大特殊生命体と
呼んだ通り、ムルチはただ巨大なだけな生物では無く苦戦を強いられる。
それでも何とかムルチを押さえ込み、吹き上がる炎の中へ投げ落とすと共に自身の情報操作によって
産み出した高エネルギー光線を撃ち当て……ムルチを倒した………。
雨が止んだ後…川原で再び穴を掘り始める良少年の姿があった…。
「おじさんは死んだんじゃないんだ…。メイツ星に帰ったんだよ…。おじさん…僕が付いたら
迎えてくれよ…。きっとだよ…。」
目から涙を流しながらひたすらに穴を掘り続ける良少年の姿は…痛々しかった……。
「一体何時まで掘り続けるつもりなんだろうな…。」
「宇宙船を見付けるまでは止めないと思う。彼はこの星にサヨナラが言いたいらしい…。」
遠くからキョンと長門の二人が見つめる中、良少年は金山の遺した宇宙船を掘り当てる為…延々と穴を掘り続けていた…。
END
- 264 :創る名無しに見る名無し:2009/06/15(月) 12:24:51 ID:kxxvuIr+
- まあ色々突っ込みどころあると思うけど…スマソ
- 265 :創る名無しに見る名無し:2009/06/16(火) 23:06:57 ID:KpZvlpSt
- その予防線を張らなければ好感は持てた
- 266 :創る名無しに見る名無し:2009/06/24(水) 22:45:43 ID:rX/sPQ5b
- いや充分に楽しめた
期待する
- 267 :金のキョン、銀のキョン:2009/06/30(火) 11:11:12 ID:vVjQzFaA
- キョンが長門と一緒に道を歩いていた時、ふと足を滑らせ池に落ちてしまった。
「うわー助けてくれー!」
「今引き上げる…。」
池で溺れそうになるキョンを長門は表情一つ変えず冷静に引き上げようと手を伸ばすが、
それも空しくキョンは池の底へと沈んで行った。
「ブクブクブクブク…。」
「……………………!」
これはもはや引き上げる所では無い。長門は表情一つ変えないながらも、大事を悟って
池の中へ飛び込もうとしていたのだが、そんな時に突如として池の中から女神様が現れたでは無いかw
「貴女が落としたのはこの金のキョン君ですか? それとも銀のキョン君ですか?」
と、池の中から現れた女神はぞれぞれ金と銀で出来たキョンを長門へ見せる。
しかし、長門はやはり表情一つ変えずに答えた。
「私が落としたのでは無い。彼が勝手に足を滑らせて落ちただけの事。それに彼は金でも銀でも無い。
あくまでも蛋白質の塊…生身の有機生命体………。」
すると、女神はニッコリと長門へ微笑んだ。
「おお何と正直な方でしょう。さあこの金と銀のキョン君の両方を差し上げましょう。」
と、女神は金と銀のキョン君の両方を差し出し、池の中へ帰って行こうとしていたのだが…
次の瞬間、長門の右手が女神の頭を掴み止めていた。
「何をするのですか!?」
「待って。本物の彼をどこへやった?」
「さっきも言った通り、金と銀のキョン君を差し上げると言ったじゃありませんか。」
やはりそう言って女神は再び池の中へ帰っていこうとしていたのだが…その態度に長門は
表情一つ変えずに切れた。今度は女神の顔面目掛け…アイアンクローをし掛けた!
- 268 :金のキョン、銀のキョン:2009/06/30(火) 11:11:55 ID:vVjQzFaA
- 「なっ…何を…………!?」
「……………返して……………………。」
まるで女神の顔面よ砕けろと言わんばかりに物凄い力のアイアンクローで締め上げる長門。
それはその昔、鉄の爪、アイアンクローの代名詞と恐れられたフリッツ・フォン・エリックも
多分驚くかもしれない程のレベルであった!
「あ…あ…あ…あああああ…………。」
「…………………返して…………………本物の彼を………………返して……………。」
女神の顔面をアイアンクローで締め上げながら池から強引に引き上げる長門の姿。
その表情は何時もと変わらない抑揚の無い物であったが…その目は真剣そのもの。
だからこそ、恐ろしい………………
「貴女は一体何をするんですか!? 私は女神ですよ!? 何たる無礼な!」
「そんな事は関係無い。貴女は彼を奪った。金と銀の彼なんか要らない。必要なのは本物の彼。
だから返して………本物の彼を………。」
陸へ引き上げられた直後、長門の直突きが女神の顔面に撃ち込まれた。
血反吐を吐いて倒れる女神の上にさらにマウントポジションを取り、長門はさらにマウントパンチを放つ。
「ぐへっ! あべっ! げふっ! くぁ!」
「返して……返して……返して………返して………返して……返して………返して……返して…。」
こうして…女神が本物のキョンを返してくれるまで長門は延々女神を殴り続け、
本物のキョンを返してくれた頃にはもはや原型を留めてはいなかった。
それから、池の中から助け出されて全身ずぶ濡れのキョンを長門が情報操作で乾かしていた。
「は〜…何か良くわからんが散々な目にあった。けど長門ありがとうな。」
「貴方がいなくなったら涼宮ハルヒが困る。だから当然の事。礼を言う必要は無い。」
ちょっぴり素直じゃない長門有希ちゃんでした。
おしまい
- 269 :創る名無しに見る名無し:2009/06/30(火) 11:13:19 ID:vVjQzFaA
- 涼宮ハルヒの憂鬱シリーズと、金の斧銀の斧とのクロス。
童話ネタをクロスと言って良いのか分からんけど。
- 270 :SOS団全滅! 円盤は生物だった 1:2009/07/02(木) 00:21:59 ID:mk865MTr
- 涼宮ハルヒ率いるSOS団は学校の屋上で空飛ぶ円盤が飛んでいないか星空を眺めていたのだが…
そんな時にハルヒが突然こんな事を言い出した。
「円盤ってさ、宇宙人の乗り物ってイメージあるけど…私は必ずしもそうじゃないと思うのよね。」
「は? いきなり何を言うんだ? お前らしくない。」
ハルヒの言葉に眉を細めるキョンだが、彼女は構わず続ける。
「例えば、宇宙空間に生物が生存出来ないってのは常識だけど、もしかしたら宇宙空間で生存可能で
かつ自力で宇宙を移動する事の出来る生物がいるかもしれないじゃない。そう、円盤の様な生物…
円盤生物よ! そんな物がいたら素敵だと思わない?」
「思わん! って言うか不気味なだけだ…。」
「まったく…キョンって本当夢が無いんだから…。」
などと…ハルヒとキョンの何時の様なやりとりが行われていたのだが……まさか…あんな事になろうとは………
それから数日後、その日は何故かみくるの誕生日だったと言うので、SOS団の部室で
みくるの誕生パーティーが行われていた。
「みくるちゃんの誕生日おめでとうー!」
「皆さんありがとうございます。」
と、皆でジュースを飲み、お菓子を食べながらみくるの誕生日を祝っていたのだが、
そこでジュースを切らしていた事に気付いた。
「もうジュース無くなったの? ちょっとキョン、今直ぐ買って来なさい!」
「仕方ないな…。今日は朝比奈さんの誕生日だ。それじゃ行って来るか…。」
ハルヒに言われて立ち上がろうとするキョンだったが、それより先に長門が立ち上がっていた。
「私が行く…。」
「長門? 俺が行くから別にお前が行く必要は無いぞ。」
「そうそう有希は別に行かなくて良いよ。こういうのはキョンに行かせれば良いのよ!」
どういう風の吹き回しなのか、ジュースを買いに行く役目を志願する長門に
キョンとハルヒはそれぞれ不思議に思っていたが、彼女の目は本気であり、何時もの様な
無表情ながらも強い目でキョンとハルヒをそれぞれキッと見つめていた。
- 271 :SOS団全滅! 円盤は生物だった 2:2009/07/02(木) 00:23:13 ID:mk865MTr
- 「私が飲料水を買いに行く…。」
「わ…分かった…分かったから…。」
「そ…そうね…有希が行きたいって言うんなら仕方ないわね。キョン、ちゃんと有希に礼を言っときなさい!」
「ああ、ありがとうな長門。」
そうして長門はSOS団の部室から出て、ジュースのペットボトルを買いに出かけていたのだが…
そんな時にそれは起こった。
「…?」
ジュースの自販機目指して歩いていた長門がふと上空に嫌な気配を感じた。
するとどうだろう。突如として上空からクラゲ状の形状をした半透明の物体が飛来していたのである。
「あ…あれはまさか…円盤生物シルバーブルーメ…。でも何故あれが…。」
まだ長門が地球に派遣される以前、情報統合思念体の所にいた時に聞いた事があった。
宇宙の彼方に存在するブラックスターと呼ばれる星で誕生した円盤状の生命体…円盤生物。
その中でも奇襲を得意とし、対象全てを飲み込んでしまうと言う恐るべき円盤生物シルバーブルーメ。
そしてそのシルバーブルーメが向かう先には学校が…SOS団の部室があった。SOS団の皆が危ない!
ジュース購入を中断し、長門は円盤生物シルバーブルーメの侵攻を阻止するべく走った。
だが…シルバーブルーメのスピードは長門を持ってしても容易に追い付ける物では無く、
しかも学校のSOS団の部室の部分のみを器用に飲み込むなり…迅速に何処へと飛び去っていた。
「あ…………………。」
こうして…突如襲来した円盤生物シルバーブルーメによって、SOS団は全滅した。長門一人を除いて…
その日の夜、長門は一人自室の床の上に座っていた。その表情は何時もと何ら変わらぬ
感情の感じられない無表情であったが…その目からは一筋の涙が流れ出ていた。
「観測対象の死亡………私の……責任………。」
円盤生物シルバーブルーメに飲み込まれた時点で、もう皆は助からないだろう。長門はあの時
自分でジュースを買いに行くと言う選択を取った事を心から後悔していた。もしあそこで自分が
部室に残っていれば、シルバーブルーメの襲来によってSOS団の皆が部室ごと飲み込まれる事を
阻止する事が出来たかもしれないし、最悪ジュースを買いに行ったキョンだけでも救う事は出来た。
しかし結果はこの通り。ジュースを買いに行った隙にSOS団がシルバーブルーメの襲来を受け、
部室ごと飲み込まれ…長門は何もする事が出来なかった…。
- 272 :SOS団全滅! 円盤は生物だった 3:2009/07/02(木) 00:24:51 ID:mk865MTr
- 「全ては…私の責任…涼宮ハルヒを……そして彼を……皆を…守る事が出来なかった…。」
長門の表情は変わらない…が…その目からは涙が延々と流れ出ていた。その時である。
「そう。全ては長門さん貴女の責任。キョン君だけならいざ知らず、涼宮ハルヒまで
円盤生物に飲み込まれるなんて…情報統合思念体はお怒りですよ。」
「……………。」
長門の前に現れたのは消滅したはずの朝倉涼子だった。恐らく今回の事に関する
情報統合思念体本隊の意思を伝えるメッセンジャーとして再び物質化して現れたのであろう。
「今度は私が消える番………。」
「いえ、情報統合思念体も流石にそこまでは言っていませんでしたよ。」
「何故…。」
普通ならこれ程の失態を犯してしまった長門は情報統合思念体から罰として粛清されて
当然のはず。だが朝倉いわく、そんな事は言わなかったと言う。ならば何故…
「涼宮ハルヒとキョン君とその他2名ならまだ生きていますよ。」
「それは何故? 普通ならばあの円盤生物に飲み込まれて直ぐに消化されて無くなるはず…。」
「部室ごと飲み込まれた事が幸いしたのでしょうね。しかもあの部室そのものが異空間化している事も
幸いしてまだ完全に消化されずに残っていますよ。ですが…それも何時まで持つんでしょうかね。」
「……………………。」
SOS団の皆はまだ生きている。だがそれも何時まで持つか分からない。ならば助けに行く。
こうしてはいられないとばかりに立ち上がり、玄関へ駆けて行く長門に向かって朝倉はさらにこう呼びかけた。
「言っておきますが、今は猶予期間も同然と思っていて下さい。もし本当に涼宮ハルヒを死なせる事が
あった場合…情報統合思念体は本気で貴女を消すと仰っていましたよ!」
「分かった……………。」
そして長門はマンションから飛び立った。目標は無論、SOS団の皆を飲み込んだ円盤生物シルバーブルーメ!
雨雲が太陽を遮り、雨が降り始めた頃、シルバーブルーメは再び雨雲を突き抜けて姿を現した。
その半透明状の身体の奥にはうっすらと先に飲み込んだSOS団部室の姿が見える。
シルバーブルーメがまた何かを飲み込もうと地上へ降下しようとした時、地上の方から何かが
高速で上昇している事に気付いた。長門である。
「見付けた…今度は逃がさない…。」
情報操作によって高速飛行を行う今の長門ならばシルバーブルーメにも対抗出来る。
- 273 :SOS団全滅! 円盤は生物だった 4:2009/07/02(木) 00:26:34 ID:mk865MTr
- 「涼宮ハルヒを……そして彼を………返してもらう。」
長門はシルバーブルーメ目掛け上昇しながら情報操作によって生み出したエネルギー光球を
投げ付け、シルバーブルーメの周囲で小規模な爆発が次々に発生する。
シルバーブルーメは触手を伸ばし、長門の身体へ巻き付け雁字搦めにしようとするが
長門はそれを引き千切り、シルバーブルーメの口目掛け突っ込んだ! 一見するとただの自殺行為に
過ぎないが…長門とて何も考えずにシルバーブルーメの口の中へ突っ込んだわけでは無かった。
「これが…円盤生物の体内…。」
長門は自身の身体の周囲に情報操作を利用したバリアーを張り巡らし、消化を防ぎながらシルバーブルーメの
体内を突き進む。その内部は、外見から見える体積からは想像も出来ない程にまで広々としていた。
恐らくこれもまた異空間化しているのだろう。そして長門はそこで消化されずに残っていたSOS団部室を
発見するのである。
「良かった…部室は…無事…。」
「おーい長門ー! これは一体どうなってるんだー!?」
シルバーブルーメ体内に漂っていた部室の窓の向こうにキョンの姿があり、必死に長門へコンタクトを
取ろうとしていた様だ。なお、部室の奥を見てみるとハルヒが倒れているのが見える。
恐らく余りにもあり得なさ過ぎる事態に気絶してしまったのだろう。だがこれは長門ととしても好都合。
「大丈夫…今助ける…。」
長門は部室の周囲にも情報操作を利用したバリアーを張り巡らせると共に、シルバーブルーメのコアと思しき
器官目掛け、同じく情報操作によって作り出したエネルギーの塊を発射した!
さしものシルバーブルーメも内側からの攻撃には一溜まりも無く、全身から眩い光と火花を散らしながら
大爆発を起こし、その爆発の中から長門とSOS団の部室が現れていた。
その後、長門の情報操作によってSOS団部室は元通りの位置に収まり、さらに一般の人々の記憶に
関してもシルバーブルーメの部分を消した。つまりこの事件は一般的には無かった事になったのである。
「まったく…酷い夢を見たわ。突然クラゲみたいな変なのに飲み込まれて…。」
なお、この件に関してハルヒ本人はシルバーブルーメに飲み込まれた事を『悪夢』と認識していた。
余りにもあり得なさ過ぎる事態にハルヒが現実と認識する事を拒んだのである。
流石は超常現象を求めていながらも、その根底には常識的な物が存在しているだけはある。
「全く酷い目に遭っちまったな。まさかあんなのが出て来るなんてな。また起こったりしないだろうな?」
「それは分からない。円盤生物はシルバーブルーメ以外にもノーバやブラックエンド…ロベルガー等
様々な種類が存在する。それらのいずれかが襲来する可能性も捨て切れない。」
「そんなにいるのか? 勘弁して欲しいもんだな。」
「でも今度は…私がさせない。絶対に涼宮ハルヒと貴方を…守ってみせる…。」
キョンと共に帰宅する長門の表情こそ今まで通りの無表情であったが、その瞳の奥底には
強い決意の様な物が感じられた…。
END
- 274 :創る名無しに見る名無し:2009/07/02(木) 00:28:15 ID:mk865MTr
- 涼宮ハルヒの憂鬱とウルトラマンレオの恐怖の円盤生物シリーズ第一弾の
MAC全滅! 円盤は生物だったのクロス
ただ、ガチで全滅したMACと違い、こっちは全滅とか言っておきながら結局全滅しなかったけど。
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